学術情報を発信するニュースレター J×J Supporters

「J×J supporters Newsletter」はレタープレス株式会社が発行する「学術情報」発信に関するNewsletterです。

[No.14]
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Crossrefのリブランディング- Academic Information –

今回はDOIの登録組織で、さまざまなサービスを提供しているCrossref(クロスレフ)が、ロゴの刷新から各サービスの名称変更等で、リブランディング(ブランド再構築)を行っておりますので、そのご紹介をいたします。

リブランディングするLP博士|JJSニュースレター14

Crossrefが提供するサービスには、引用文献に直接リンクするサービスや、論文の更新/改変状況を確認できるCrossMark、J-STAGEでも利用可能な論文の剽窃を発見するためのCrossCheck、助成金に関する情報を収集できるFundRef、DOIを付与されたコンテンツのフルテキストにアクセスできるCrossRef APIやCrossRef Text and Data Miningなどがあります。

Crossrefでは2016年に各サービスについてリブランディングを行い、名称変更や、いままでサービス自体に名称がなかったものに名称を付けるなどを行いました。リブランディング前後のサービス名称とサービスの詳細をご紹介します。

新サービス名称 旧サービス名称 サービス詳細
Content Registration 名称なし Crossrefの中心となっているサービスで、出版社がメタデータを登録できるサービス
Similarity Check CrossCheck 文章の類似性を発見できるサービス
Funder Registry FundRef 助成金に関する情報収集/確認サービス
Crossmark CrossMark 記事の更新/改変情報確認サービス
Reference Linking 名称なし 引用文献に直接リンクできるサービス
Cited-by 名称なし 被引用文献を確認できるサービス
Metadata Delivery 名称なし メタデータの検索やAPIを利用したデータの再利用
Event Data SNS上での記事の影響力情報を確認できるサービス
2017年現在開発中

それぞれのサービスについては、Crossref内の詳細ページ、サービスを紹介したスライドやWebセミナーなどがあり、ご覧いただくと最新情報が入手できます。

参考(2017.6.20参照)
https://www.crossref.org/services/
https://www.crossref.org/blog/crossref-brand-update-new-names-logos-guidelines-and-video/
https://www.crossref.org/webinars/#metadatalookup

学術編集関連ツールについてもご相談ください!!03-6261-2707受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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セミナー参加でのお役立ち情報- Supporter’s Activity –

J-STAGEセミナー「オープンアクセスジャーナルに求められることとは」

J-STAGEセミナー「オープンアクセスジャーナルに求められることとは」に参加してまいりました。
「オープンサイエンス時代に対応したジャーナル出版のありかた」をテーマに、3名の方にご講演いただきました。

セミナー内容

◆JSTの取り組み紹介
 “J-STAGEとオープンアクセスジャーナル”
◆ご講演
 “The Guide to Open Access” -Dugald McGlashan博士(INLEXIO)
 “CRITERIA FOR OPEN ACCESS PUBLISHING AND INDEXING IN
DOAJ” -Tom Olijhoek博士(DOAJ)

今回は、DOAJの内容をご紹介いたします。

さまざまな分野のオープンアクセスジャーナルをまとめているディレクトリサービスDOAJの事例です。
オープンアクセス化するにあたり、退会してしまう会員が増えてしまうかもしれないという理由から、学会様にとっては収入面で大きなハードルとなることも考えられます。
そこで、会員にはメール配信、Web上でのお知らせ、FAQに掲載、特設ページ開設などさまざまな方法で、オープンアクセス化の詳細やメリット等周知する必要があります。

また、DOAJの方がとくに強調されていたのが、DOAJにジャーナルを登録する際の基準についてです。DOAJに登録するためには、著作権とライセンスについて学会サイトに明示されている必要があります。
標準的なシステムとして多く利用されているのが、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)です。CCライセンスの6つの組み合わせのうち、そのジャーナルにぴったり合うものがなければ、学会で独自にライセンスに関する定義を提示していればよい、というアドバイスもありました。

DOAJ登載ジャーナル基準の再評価の際、再申請が行われず、DOAJから削除された日本のジャーナルも多くありますが、申請フォームの日本語対応の検討などもあり、今後ますます日本でもDOAJが注目されていくかと思います。
今後も、オープンアクセス化に関するセミナー情報など、皆様にお届けしてまいりたいと思います。

オープンアクセス誌の発行についてもご相談ください!!03-6261-2707受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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相談解決事例 - Supporter’s Skill –

今回のご相談 :大会予稿集発刊に向けて、プログラム編成資料のご提案

弊社では定期発行の学術誌の他に、大会予稿集も多く承っております。
そのご依頼の中で、最近特にご好評を頂いているサービスがございます。それは、お客様のご要望から生まれた【プログラム編成用資料】の作成サービスです。

学術集会プログラム編成サポート|JJSニュースレター14

最近は、大会発表の演題登録をオンラインで受け付けられる学協会様が多くなり、発表者様がアップされた発表者情報・予稿から、大会当日の発表順や掲載箇所の決定と、各項目の座長依頼を検討される学協会様も多いかと思います。
そのプログラム編成の会議で用いる資料はExcelを出力される場合が多いようですが、Excelですと横に長く必要な情報が分かりにくいという点でお困りになられている学協会様も多いのではと思います。

弊社ではあるお客様のご要望を元に、登録情報から必要な情報を演題ごとに一目でわかるよう抽出した【プログラム編成用資料】をご案内させて頂いております。
ご案内させて頂いた学協会様からは、プログラム編成が大変効率的になったと仰って頂いておりますので、もし毎年の編成会議に苦慮なさっておられる様でしたら、是非一度お声掛けください。

学術集会予稿集も当社にご相談ください!!03-6261-2707受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]

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学術と共に歩んだ120年。レタープレス株式会社の歴史物語 No.14

これからも続く挑戦

達朗は東京に進出してきた頃を思い出していた。

当時は兼ねてより取引のあったお客様だけが頼りだった。毎日、毎日飛び込み営業をしたが、世間の厳しさを痛感するばかりだった_。
営業するばかりで無く問題意識のヒアリングをすることで活路を求めた。また学術関連のセミナーに参加し、積極的に最新の動向を勉強した。セミナーでは国際基準であるXMLの重要性やオープンアクセスの概念を知った。
学協会様へ学術における最新動向を伝えることで信頼を得ることができた。ヒアリングでは実際の学会事務局の抱える問題意識や印刷会社に期待していることを確認することができ、サービス拡充の大きなヒントとなった。

東京進出から約10年_。

120年以上の歴史から培ってきた論文組版の技術に加え、東京進出以来、学協会様に地道にヒアリングを重ねて拡充してきた印刷以外の付帯業務、そして日本においては先進的な試みである全文XMLでのジャーナル搭載の技術が加わり、レタープレスは着実に成長を重ねていった。
住居兼事務所から始めた挑戦だったが、今では事務所を移転し東京での人材採用も積極的に行い、お客様の数も着実に増えていった。

東京での躍進を誰よりも喜んだのは父の達夫だった。達夫はまだ十分に社長業を続けられる自信はあったが、自分が元気なうちに達朗に社長の座を譲り、当面はサポートしていきたいという想いがあった。東京での結果を見る限り「今がその時」だと確信していた。

2014年7月1日 達朗はレタープレス代表取締役に就任にする。

印刷業界は電子化の波を避けられない変革の時代_。
達朗を代表とし、新体制になったレタープレスは「125年の歴史で培った奮闘努力の志」と「常に新しいことに取り組む姿勢」を胸に今後も挑戦し続ける。

  -(完)-

 

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新米 サポーターより - 編集後記 –

新人サポーター

冒頭ではCrossrefのリブランディングについてお伝えいたしましたが、改めて名前(名称)は大事だなと思いました。「名は体を表す」ではないですが、覚えやすい名称、中身が分かりやすい名称は大事ですね。

さて、今回でついに「レタープレス株式会社の歴史物語」が最終回を迎えました。120年以上続く弊社の歴史物語、いかがでしたか。連載としてはここでピリオドを打ちますが、レタープレス株式会社の歴史と挑戦はこれからも続いていきます。今後も末永くお付き合いいただければ幸甚です。

次なる新コーナーに乞うご期待!どんなコーナー名、どんな内容になるのでしょうか。私も楽しみです。