学術情報を発信するニュースレター J×J Supporters

「J×J supporters Newsletter」はレタープレス株式会社が発行する「学術情報」発信に関するNewsletterです。

[No.11]
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オープンピアレビューとは?- Academic Information –

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現在、日本も含め世界中で学術論文を無料で公開したオープンアクセス(Open Access)や、研究データを公開し、再利用を可能にするオープンデータ(Open Data)が進んでいます。
前号までは、このような論文閲覧やデータのオープン化についてご紹介いたしましたが、今回は論文の審査に関わる査読内容をオープン化する、オープンピアレビュー(Open Peer Review:公開査読)についてご紹介します。

従来、多くの論文査読工程はオープンにしないこと、つまり匿名査読審査が保たれてきました。
オープンピアレビューは、今までの匿名で行っていた査読審査工程をオープンにする、つまり著者・査読者がお互いに誰か分っている上で審査を進める方式です。
著者、査読者の審査内容の情報(査読結果とそれに対する著者の回答)も公開されます。

オープンピアレビューは名前と査読審査結果を明らかにするため、査読者に誠意ある記述を促したり、不正がしづらいなどというメリットがあります。
また近年、「査読」という行為自体も研究功績として認める動きがあり、そのためには査読のオープン化が必須となります。

このような、査読のオープン化は2010年頃から徐々に世界の学術誌で試験運用・導入されはじめましたが、まだ多くの学術誌は匿名査読を採用しています。
しかし今後は、研究データ、論文閲覧で広まるオープン化の流れにより、査読審査内容についてもオープン化されていくのかもしれません。

 

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– Supporter’s Activity –

DiTTシンポジウム「デジタル教科書の位置づけはどうなる?
~2020年導入実現に向けて」

2016年7月25日(月)開催の、DiTT(デジタル教科書教材協議会)様のシンポジウムに参加してまいりました。
このシンポジウムでは、2016年6月に発表された中間報告を受け、各界の有識者の方々がパネルディスカッションをされました。

デジタル教科書の位置づけ

「デジタル教科書」と聞くと、動画やリンク機能なども含まれるのかと思いきや、現状では紙の教科書と同様の内容で、動画等の機能については「教科書」とは認められない、ということになっております。
また、検定については、紙の教科書で認定を受けているものと同内容のものであれば、デジタル教科書も「教科書」として認められるようになります。

「教科書」とは認められない音声や動画は、「デジタル教材」として利用されるようになるそうです。

今後の課題

2020年の導入に向け、ハード、ソフト、インフラ等、まだ課題は残されております。
著作権や通信環境の問題も残されており、各省庁だけでなく、民間企業との連携も必要不可欠となってきます。

教育クラウド・プラットホーム

「教育クラウド・プラットホーム」ということで、タブレット端末等の1人1台体制と、クラウドでの共有・管理によって災害時や緊急時にも、自宅等で最低限の学習が行える例(海外)についても、ご紹介いただきました。
2016年6月には、民間企業が団結し、「教育クラウド・プラットホーム協議会」が設立されました。

参考(参照:2016.8.1)

「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議 中間まとめ

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相談解決事例 - Supporter’s Skill –

今回のご相談 : 今年は○○周年!! 周年事業って、何からやればいいの??

弊社の営業品目の中で今年特に力を入れている品目があります。それは『周年事業サポート』です。
設立○○周年の事業というのは組織として大変重要な事業でありながら、その性質上何年に一度しか実施の機会がなく、また前例も少ないことから実施する内容、段取り、費用について、参考になるものがないという場面が多くなります。

弊社が何故『周年事業サポート』に力を入れ始めたかといいますと、

  1. 多く学協会様とのお付き合いの中で、多くの事例をお手伝い、ご提案させて頂いてきたこと。
  2. 記念誌だけでなく、記念ロゴ、沿革マンガなどデザイン・コンテンツ面からもご提案が可能になったこと。
  3. 周年WEBサイト、記念事業運営など、付帯業務のサポートも可能になったこと。
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周年事業では、『何を実施する』という企画から始まって『実際に実施する』という所まで、大変な労力が必要とされます。
弊社では、学術誌の校正等で培った制作・原稿管理のノウハウを活かし、会員様からのお祝いコメントなどの原稿集めから、WEBサイトの告知・表彰手配まで、様々な角度からお手伝いをさせて頂きます。

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学術と共に歩んだ120年。レタープレス株式会社の歴史物語 No.11
―新たな試みと変わらぬ志

「うちの強みはなんだろう・・・。」

東京に出てきてからというもの達朗は常にそのことが頭の片隅にあった。
昔のような高度な職人の技術を要した活版印刷の時代ならともかく、現在では市販のソフトで比較的、容易にレイアウトができる時代。技術力だけでは東京に犇めく同業他社との差別化は難しかった。

「どうすれば同業他社と差別化ができるだろう?」
「学会誌発行において新たに盛り込めるサービスってなんだろう?」
「そういえば昨日、新規開拓で飛び込んだ先の事務員さんがこんなことを言ってました・・・。」
当時の東京営業所では日夜このような議論が交わされていた。

そこで考案されたのが、自社の学術雑誌発行のノウハウのパッケージ化である。
この提案はお客様の負担を減らしつつ、且つ品質を高めるような施策が随所に散らばめられていた。

「忙しい事務員さんはきっとこの提案を必要としてくれるはず!」

達朗はこの提案に自信があったのだが少しばかり心配もあった。
今回の提案により、お客様の負担になっていた学術雑誌の編集に関わる細やかな事務作業を請け負うことになる。
当然、当社の現場作業員に負担がかかってしまうという側面も出てくる___。
またパッケージ化することにより、新しいサービスまで追加したのでさすがに現場は戸惑っているのでは・・・。

と頭に過っていたのだがこれは杞憂に終わった。むしろ現場は、今までよりもさらにレベルの高い仕事ができると士気が上がっていたのだった。
「そういえば、うちは昔から危機の時は人が面倒がる仕事で活路を見出したんだっけ……」
 達朗は以前、父が話してくれたことをふと思い出し、今も昔も変わらぬ従業員の奮闘努力に頼もしさを感じていた。

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新米 サポーターより - 編集後記 –

新人サポーター

今号では、「Supporter’s Skill」コーナーで、周年事業のご紹介をさせていただきましたが、なんと、弊社も今年で125周年でございます!
そして、「レタープレス株式会社の歴史物語」コーナーでは、いよいよ物語も現在に近づいてまいりまして、タイトルの「学術共もに歩んだ120年。」の数字が「125」に変わる日もそろそろでしょうか…。

こうして無事に125周年を迎えられたのも、日頃の皆様のご愛顧のおかげでございます。感謝の思いを胸に、この先130年、150年、200年…と、学術と学協会様のお役に立てるよう、邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。