学術情報を発信するニュースレター J×J Supporters

「J×J supporters Newsletter」はレタープレス株式会社が発行する「学術情報」発信に関するNewsletterです。

[No.6]
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オープンアクセスとは?- Academic Information –

この度は、昨今話題になっているオープンアクセスについて解説します。

学術の世界でのオープンアクセス

主に学術雑誌に掲載している論文全文をインターネット上で無償アクセスできるように
していることを指します。

オープンアクセスの歴史

学術情報のオープンアクセス化の動きは、1990-2000年代に活発化しました。
その要因は、

  • 世界の学術雑誌市場が一部の大手出版社数社により独占され、学術雑誌の価格が年々高騰していた。そのため、大学図書館、研究機関などで雑誌購入・購読が出来ず、所属の研究員でも学術情報が手に入りにくい状況になっていた。
  • さらに、学術雑誌の価格高騰により、出版会社と契約できない機関では論文が購読されず、世界の学術情報流通に偏りが起こっていた。

そこで上記のような大手出版社を中心とした学術情報流通でなく、もっと自由な情報の共有のために
オープンアクセス化が目指されるようになりました。

オープンアクセスの種類

open_access

オープンアクセス化を実現する方法として、一般的には「グリーン(Green Road)」と「ゴールド(Gold Road)」という2種類の方法がよく利用されています。

  • グリーン…著者が所属する機関リポジトリや研究所のWEBサイトなどのオンライン上で無償公開すること。(セルフアーカイブとも呼ばれる)
  • ゴールド…上述のような出版会社での学術雑誌購読モデルとは異なる、オープンアクセス雑誌に論文を投稿し無償公開すること。

 
オープンアクセスは、今後学術情報をより開かれたものにします。

参考(参照:2015.5.1)

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セミナー参加でのお役立ち情報 – Supporter’s Activity –

(株)アトラス様主催
『電子投稿・査読管理システムEditorial Managerバージョンアップセミナー』

本ニュースレター3号に引き続き、(株)アトラス様主催『電子投稿・査読管理システムEditorial Managerバージョンアップセミナー』に参加してまいりました。
メインの【バージョン12.0(2015年夏リリース)】の内容の他、これまでによくあったお問い合わせと対処方法についてもご紹介頂きました。

【よくあるお問い合わせ―ケーススタディ―】

「審査中の投稿に不備があった場合」「審査が不要な投稿の場合」…等々、弊社も遭遇した様々なケースに対して解決案が複数紹介されました。また、すぐに設定できる機能も紹介されたため、とても実践的な内容でした。

【Ver.12.0機能紹介】

スタッフの皆さまも「イチオシ」の機能拡張が紹介されました。以下では一部をご紹介いたします。

(1)投稿検索に関する機能拡張…投稿検索結果画面上で、項目の順序の入れ替えが可能に。

EMでは投稿検索結果をCSV等でダウンロードできるため、これまでも資料作成に使われていました。今回の機能拡張により予め項目順序の入れ替えができるようになるため、より簡単に資料を作成できます。

(2)メールに関する機能拡張…マージフィールドをメール作成画面で選択・挿入。

マージフィールドとは?

― 例:EM上でメールを作成する場合 ―

(著者名) 様
(○月○日)までに~~~をよろしくお願いいたします。

 

EMでは上記の「著者名」「期日」等を、変数としてメールに埋め込める「マージフィールド(MF)」が用意されています。
これまでは必要なMFを調べて入力していましたが、メール作成画面でMFを選択できるようになり、効率よくMFを利用できます。

(3)投稿に関する機能拡張…編集途中の投稿が表示されるように。

これまで、新規投稿がうまくいかなかった場合に改めて投稿処理したために、編集途中の投稿が残り、混乱を招くことがありました。この機能により、編集途中の投稿が残らずに済むようになりそうです。

 

英文・和文XML制作も当社にご相談ください!!
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相談解決事例 - Supporter’s Skill –

今回のご相談 : 人目を引くデザインのポスターが作りたい

最近、弊社では論文組版、電子ジャーナル化だけでなく、『ポスターデザイン・学会誌表紙デザイン』でもお声掛けを頂くことが多くなってまいりました。

ポップなデザインのポスター

学術印刷会社でデザイン制作というと、開催場所の写真や、雑誌の表紙の写真などを使った、なんだか地味なデザインをご想像頂いているかも知れません。確かに学術印刷のイメージを考えると、「文字だけ」・「地味」・「堅実」のイメージが優先しますので、ちまたで見かけるポスター広告の「派手」・「ポップ」といったイメージとは掛け離れています。
しかし、実は弊社でお付き合いさせて頂いているお客様からは「もっと派手な表紙にしたい」・「もっと沢山の方の目に留まるポスターにしたい」・「固いイメージを払拭したい」といったご要望を頂くことが多くあります。そのお声に応える為、弊社では組版オペレーターと共にデザイナー・イラストレータが活躍しています。
多くの人にご来場いただく為のポップなイラストを用いたポスターから、学会としての品格を保ちながら海外へ向けてアピールの出来るジャーナル表紙のデザインなど、様々なデザインをご提案させて頂きます。

過去のアーカイブ記事の電子化も当社にご相談ください!!
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学術と共に歩んだ120年。レタープレス株式会社の歴史物語 No.6
 ―東京へ(1)―

永きに亘り、当社の要となっていた「活版印刷」を全廃――。

「一般商業印刷」の受注が増え、苦しい時期を乗り越えたが、今後の飛躍の鍵を握るのはやはり活版印刷の時代から長年、共に歩んできた学術印刷と達夫は考えていた。
電子ジャーナルは未知なる領域で利益は見込めないが、学術に貢献するという意味や将来性を考慮しJ-STAGEには立ち上げ当初から関わっていた。
また今後、学術印刷を多く受注するには大学の紀要だけに留まらず日本の学術の発展を担う団体、所謂学会に向けてアプローチする必要があると感じていた。

学会とは同じ分野の学術研究を目的とした団体で各研究者からの会費や文部科学省から助成を得て組織化されている。こうした学会は大都市に集中し、特に東京には数多くの学会事務局が置かれている。
達夫は「東京」に目を向けた。今までは西日本を中心に営業活動を行っていたが、学会にアプローチするため、東京に進出することを決意する――。

平成15年11月 東京都豊島区駒込に東京営業所を設立。

設立にあたり、達夫は社内で学術業界に精通しているものを責任者として東京営業所長に任命した。また印刷に留まらず学会に貢献できるよう封入・発送、在庫管理、簡単な事務代行等対応できるよう社内体制を整えた。
東京営業所設立から2年後の平成17年にはデザイン部門の充実を計り、十日市事業所として独立させた。

バブル崩壊以降、不景気が続くこの時代、立ち止まっていてはいずれ淘汰される。
万全の体制で臨んだ東京進出はレタープレスの未来を占う挑戦だった。

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新米 サポーターより - 編集後記 –

tomo

今回はオープンアクセスについてお届けしました。
日本でもJST(科学技術振興機構)がオープンアクセスに関する方針を示す等、オープンアクセスが推奨されています。電子ジャーナルの総合プラットフォーム「J-STAGE」でも、”OPEN ACCESS”マークで示すことができます。

学術情報流通を促進するという面では、PC,タブレット等機器の仕様に合わせた読みやすい形式で論文が読める、そのような掲載方法にも弊社は携わっております。またこのニュースレターを通じて紹介できればと思います。